タイにはタイの高速モバイル
タイでもこっそりとLTE始まっておりますん。ちなキャリアはタイで第3位のTRUE。
でも始まっているのはいいんだけど、問題はそのエリア。バンコクの中心部、それも極めて限定的なエリアだけで使える状態。これかつてのWillcom CORE XGPなんか比べ物にならない位狭いんすよ。要は、とりあえず始めましたよってこと。
でもなんでこんな無理に4G開始したかっていうと、実は今、タイでは3Gの2.1GHz増強がブームだからなんですよね。
これを背景から少し説明してくと、まず現在のタイの3大キャリア、AIS、DTAC、TRUEとも850~900MHzつこうて3Gサービスしておりますん。それに加えて、TOTというタイ電電公社の3G、2.1GHzがありますん。前者3つはエリアも広いですが帯域の都合速度はどうしても遅くなります。一方TOTのほうはエリアは狭いですけど速度は出ますん。
三大キャリアのうち、DTACとTRUEは比較的広範囲で3Gを快適に使えるのですが、AISはかなり厳しく、TOTの回線MVNOしたりして速度確保してる現状がありましたん。
そんな中、最近3大キャリアにも2.1GHz帯の免許が下りて、急速に基地局の整備を開始してますん。特に力入れてるのがAIS
2.1GHzで挽回かけるために、いち早くサービスインし、基地局整備も3キャリアの中で最も力入れて行っています。
この記事見ればわかるように、仏恥義理でAISが整備しまうってますんhttp://www.newsclip.be/article/2013/05/08/17492.html
さて、DTACですが一気に4G行くとか言われてたみたいですが、結局3Gは3Gで強化してく流れにしたため、基地局整備で遅れが出ています。DTACは
帯域3つ使うで!っていう戦略に出ています。従来の900Mhzに加えて1800、2100の3帯域です。でも1800の3Gなんてあったっけ?実はこれEDGEですw2つの3Gと1つのGSMを組み合わせてく戦略。
さて、こうした流れある中、TRUEは他と違って一気に4G目指す戦略に出ているってところです。850MHzのHSPA+で3Gは乗り切って、4Gで先手を打っておくってところでしょうか。今の3Gを強化するよりも、先の4Gを取ったTRUEの戦略が吉と出るかどうかわかりませんが、携帯業界に非常に活気があるってのはなんとなく伝わってきますね。ちなみに年末までに主要15都市で使えるのを目指すそうですが、多分タイペースなので無理ですね。
PS.個人的には、タイでLTEスタートは、ヒムロックフリーのアイフョンがタイでもLTE対応のものが売られるのが一番でかいですね。